他の人がやっていても見つからないのに、その人が何かやると、不思議と必ずバレてしまう。世の中には、そんな「間が悪い人」というのが存在するものだ。 平成10年(1998)11月、賭け麻雀容疑で逮捕され、12月2日夜、本人曰く「人生初」の記者会見を開くことになった漫画家・蛭子能収も、そんなうちのひとりかもしれない。 11月20日午後、番組収録を終え、風邪で寝込んでいる夫人に買ったリンゴを手に、娘との待ち合わせ場所に向かった蛭子。 しかし時計を見ると、待ち合わせの8時には、まだ2時間ほどある。 そこで時間潰しのために入ったのが、行きつけである東京・歌舞伎町の麻雀店だった。 「俺、もう麻雀がすごい好きで…