映画監督。 リスト::映画監督 1950年11月30日生まれ。岐阜県出身。早稲田大学第一文学部卒業。 助監督として若松孝二監督、神代辰巳監督、崔洋一監督、高橋伴明監督らの作品に関わる。1979年、ピンク映画作品で監督デビュー。1989年、『ギャツビー/僕らはこの夏ネクタイをする!』で一般映画デビュー(1990年公開)。1993年、プロディーサーの桝井省志、監督の周防正行らとともにアルタミラピクチャーズを設立。
疾走するボートの魅力がいっぱい 日本、磯村一路監督、120分 1976年春、愛媛県、伊予東校に入学した磯村悦子はボート部に憧れていた。ところが東校には女子のボート部がなかった。悦子は先生に直訴して、女子ボート部を創設する。 ナックルフォアという5人競技が女子の主流であると聞いた悦子は無理やり4人のメンバーを集める。悦子を含めてだれもボートの経験者はいなかった。しかし先輩のおかげで何とか様になっていく女子ボート部だった。 夏合宿を経て、新人戦に向かうが勝利にはほど遠いものだった。 元日本選手権メンバーの入江晶子がコーチとしてやってくる。しかし彼女はまったくやる気がなかった。ある日、悦子はぎっくり…
【『女教師 汚れた噂』(2)】 樽本「ねずみを体に置くのも、宮井(宮井えりな)さんがよくやったなと。きのう池袋のシネロマンで前から見たかった『信州シコシコ節 温泉芸者vsお座敷ストリッパー』(1975)を見たんですけど、セックスしながらひよこを周りに置く。かわいがりながらセックスする」
4.2みんなきゃしゃで、もやしのようだが、なかでもとりわけ細くて白いのがヒメだった。彼女が感情を掛け声にぶちまける。スパートをかけるとき、その掛け声が、コックスの決まり文句を無視した絶叫に変わる。規則的なキャッチ、ロウ、キャッチ、ロウだったのが、佳境では、もはやなにをわめいているかわからない。みんな棒台詞に棒演技で、その拙さはこの映画にはむしろ合っているのだが、ヒメの絶叫には、すさまじい切実感が宿っていた。20年以上経て、その間ほとんど芸能活動のない清水真実のサイト/SNSがなお読者やフォロワーを持っている理由が、この映画を観るとよく解る。人々はまるでスタンドバイミーのRiver Phoeni…
『がんばっていきまっしょい』(1998)や『瞬 またたき』(2010)などで知られるベテラン・磯村一路監督。磯村監督はインタビューなどで自身の創作を語る機会があまりないように思われるのだけれども、以下に引用するのは数少ないインタビューのひとつである。
1998年、ボートにかける女子高生たちを描いた、磯村一路監督の青春映画『がんばっていきまっしょい』が静かに登場した。愛媛のボート部を描いた傑作映画は、映画賞を総なめ。主演の田中麗奈を一躍スターダムにのしあげた。筆者にとってはオールタイムベストの1本であるが、同時に磯村一路という当たり外れの激しい作り手との出会いでもあった。