ヴァイオリニスト。
1986年大阪生まれ。
1996年第50回全日本学生音楽コンクール全国大会小学校の部第1位。あわせて兎束賞、東儀賞、都築奨励賞、毎日小学生新聞賞受賞。
第4回五嶋みどり<レクチャーコンサート>にて奨励賞を受賞し、ニューヨークにて特別レッスンを受講。1998年メニューイン国際ヴァイオリンコンクール・ジュニア部門にて、11歳で最年少入賞。
国内では、シャルル・デュトワと共演して本格的デビュー。
ネーメ・ヤルヴィ指揮 日本フィルハーモニー交響楽団(2002年)、
アントニ・ヴィット指揮 NHK交響楽団(2003年)など国内の主要なオーケストラとの共演や
リサイタルにていずれも非常に高い評価を得ている。
2000年1月米国のヤング・コンサート・アーティスツの国際オーディション(54カ国から422人が参加)にて第1位を受賞。併せて、ウズドム音楽祭賞、ディアロ賞、パサディナ交響楽団ソリスト賞、バッファロー室内楽協会賞を受賞。
2001年、ボストン、ワシントンでリサイタル・デビューし、ワシントンポスト紙にて絶賛された。
5月に、キース・ロックハート指揮 ボストン・ポップスと共演。
ウラディミール・スピヴァコフ指揮 ロシア・ナショナル管弦楽団の日本ツアーにはソリストとして参加。9月には国際音楽祭ヤング・プラハに招待されプラハ・フィルハーモニー管弦楽団と共演。
2003年1月ルーブル美術館でのリサイタルで大絶賛を浴び、5月にはニューヨークにおいてセント・ルークス室内管と共演しコンチェルト・デビュー、9月にはリサイタル・デビューを果たし、ニューヨーク・タイムズ紙に「正確なテクニックとあたたかいビロードの音色で示す強じんな表現力」と高い評価を受けるなど、確実に国際的キャリアも重ねている。
2004年11月には、BBCフィルハーモニック管弦楽団とイギリス・デビュー公演を行い、その模様はBBCを通じ世界中で放送された。また同オーケストラの日本公演ではソリストとして帯同し、非常に高い評価を受けた。2005年1月には世界的権威のあるニューヨークのリンカーン・センターより招待を受け、リサイタルを行う等、今後更なる国際的な活躍が期待されている。
京都府より京都府知事賞、大阪市より「平成10年咲くやこの花賞」を受賞。
2002年4月には2001年度<アリオン賞>ヴァイオリン部門を受賞。
2003年 『第13回出光音楽賞』受賞。
2004年6月 国際ヴァイオリン・コンクールのファイナリスト達が競い合う
『モンテ・カルロ・ヴァイオリン・マスターズ』にて優勝。
同年9月 オイストラフ国際ヴァイオリンコンクールにおいても
満場一致の優勝を飾る。
これまでに里屋智佳子、小栗まち絵、工藤千博、原田幸一郎、ドロシー・ディレイ、川崎雅夫の各氏に師事。現在、チューリヒにてザハール・ブロンの下研鑽を積んでいる。
使用楽器はサントリー株式会社貸与の1727年製作アントニオ・ストラディヴァリ。