女性運動家、政治家、衆議院議員。 本名:イチ 1888年(明治21年)6月6日、生まれ。1981年(昭和56年)8月1日、死去。93歳だった。 長崎県出身。 女子英学塾(現津田塾大学)在学中に青鞜社に参加。 大正3年、東京日日新聞記者となる。 昭和5年、恋愛関係のもつれから大杉栄を刺傷、服役。のち「女人芸術」などで文筆・評論活動をおこなう。 昭和28年、衆議院議員(当選5回、社会党)。 amazon:神近市子
神近市子女史。 12月10日㈫。晴れ。仕事へいくSさんに、川越駅までクルマで送ってもらう。そこから駅周辺を散歩した。 比較的席がとりやすい喫茶店に寄る。 雑談より、ひとりでノートや本を広げているひとの多いところなので、散歩にくると、コーヒーを飲みながら1時間くらい読書することが多い、 この日は、図書館から借りた『神近市子自伝』を読む。 神近市子は、戦後、社会党の衆議院議員を5期つとめ、「売春防止法」の制定などに尽力されたとある(「ウィキペディア」参照)。 わたしがこの本を手にとったのは、伊藤野枝、大杉栄、大杉の妻・保子との四角関係に登場するひとりとして興味があったから。 伊藤野枝→大杉栄→神近…
表題の句は、大杉栄が、大逆事件での幸徳刑死を受けて遺した句という。 「エロス+虐殺」(1970)を観たのだが、エンディングで掲げられていたのがこの句で、この映画自体より、遥かに衝撃的だったので、タイトルに借りさせてもらった。 映画自体は、「前衛的」とでもいうのか、「日蔭茶屋事件」(大杉栄が、伊藤野枝・神近市子との三角関係を巡り、神近に刺されて重傷を負った事件)に対して、(「事実的」ではなく)いわば「芸術的」な解釈を行おうとしているのだと思う。 今(=当時、1970年)の若者の男女2人の時空間に野枝が行き交ってきてインタビューを行うなど、映像的には妙に「実験的」な匂いがしてくる。 映画というより…
煙草を嗜んで、3年が過ぎた。初めて吸った紙巻はHOPEで、会社帰りの終電を逃した時、北千住の歩道橋で夜のビル群を眺めながら一服したのであった。その後、パイプに手を出すまで、1年とかからなかった。 確かに、私は愛煙家には違いないが、ヘビースモーカーないしチェーンスモーカーではない。シガレットであれば、日に2、3本くらいだし、パイプも週に2、3回くらいしか吸わない。むしろ、まったく吸わない日があっても大丈夫である。私の身体の体質が、それほど煙草を求めていないというのもあるし、私は他に御香を焚く趣味があり、普段から煙に曝されているので、そこまで煙草に依存しなくて済むという事情がある。 それゆえ、シガ…