:植物
植物としてのタバコ。ここでは下記の(1)。
:嗜好品
嗜好品としてのたばこ。ここでは下記の(2)。
- ナス科の多年草。温帯では一年草。南アメリカ原産で、日本には慶長年間(1596-1615)に移入された。現在、世界の熱帯・温帯で広く栽培する。全体に軟毛があり、高さ2メートル内外。葉は互生し大形の卵形で、先がとがる。夏、茎頂に淡紅色または黄色の花を総状につけ、卵形の果を結ぶ。葉はニコチンを含み、乾燥させて喫煙用に加工し、また煎汁は殺虫剤とする。
- (「煙草」「莨」とも書く)喫煙に供するため、(1)の葉を乾かし発酵させて作った嗜好品。紀元前から中央アメリカで用いられ、コロンブス一行によりヨーロッパに伝えられた。日本へは近世初頭に南蛮船によってもたらされた。紙巻タバコ・刻みタバコ・嗅ぎタバコ・噛みタバコ・葉巻などの種類がある。
煙草は一定の期間が経つと、味や香りが損なわれることから賞味期限が定められている。
日本ではJTが定める賞味期限期間として、製造月を含めて約10カ月としている。
2012年7月のたばこの販売本数は171億本/月。販売金額は3540億円/月だった。(日本たばこ協会発表)