拝啓、あなた様文房具店のミステリ小説を読了しました。福田悠さんの「京都伏見の榎本文房具店 真実はインクに隠して」です。文房具、ミステリ、お仕事小説、京都。わたしの「好き」が詰まっていそうなタイトルに惹かれて購入しました。読書感想文を書いてみようと思います。 「京都伏見の榎本文房具店 真実はインクに隠して」を読んで 京都伏見で文房具店を営んでいた祖母が亡くなり、その店を継ぐことなった榎本史郎の話だ。4つの事件の短編が収録されている。史郎が文具をヒントに事件を解決に導いていくストーリーである。事件解決の度に登場する、文房具の詳しい話も興味深かった。第二話「黄金の夜明け」の中に、このような場面がある…