春の陽気が少しずつ本格的になってきたある日。 気温は20℃を超え、汗ばむ陽気——そんな中、いつものようにバドミントンをした。 以前の私なら、このくらいの気温でも汗が出ないどころか、体温が上がりすぎて熱中症のような症状が出ていた。 けれど今日は違った。気がつけば、額にじんわりと汗を感じていた。 汗が出る。たったそれだけのことが、こんなにも嬉しいなんて。 今日はそんな「小さな奇跡」のような日を記録に残しておきたいと思う。 気温は20℃。春にしては少し汗ばむような暖かさだった。 動き出した直後は、周りのみんなが少しずつ汗をかき始める中、私だけはまだ乾いたまま。 「やっぱり今日も出ないかな」そんな不安…