《「知事の資質」が大きな争点となった兵庫県知事選で、県民は再び前職の斎藤元彦氏を選んだ》(2024年11月19日付神戸新聞社説) どうして「知事の資質」などという持って回った言い方をするのだろうか。「醜聞に塗(まみ)れた斎藤前知事を信認するか否か」と言えないところに新聞人としての覚悟の無さが窺(うかが)われる。勿論、後で逆襲されないように逃げを打っているのであろうが、醜聞をばら撒いたのは当のマスコミなのだから、回りくどい表現を使うべきはない。これでは、醜聞を垂れ流した新聞自ら、自分たちの報道に自信がないと言っているようなものではないか。そう言えば安倍政権時に、嘘か本当かなどどうでもよい、結果と…