5月4日。今日は「みどりの日」ですね。 数年前に聞いた、 養老孟司さんの「環境セミナー」でのお話をご紹介します 養老さんは、環境問題を考えるとき「空間定位」が大事です、と。 「たとえば、運転のへたな人は前の車しか見ていない。 対して、運転のうまい人は自分の車を軸として、 前や後ろや周りも意識し、空間を把握している。 これが空間定位です。 サッカー選手は最たるもので、 空間定位を意識していないと次の動きができません」 これは、 「自分は周りの中の一部である」という考えです。 養老さんは言われました。 「森の中で裸で暮らす人たちは、 森の一部として生きている。 そういう人たちの居る場所で 環境問題…