先日、ヌーヴェル・ヴァーグの旗手、フランソワ・トリュフォーの不朽の名作『突然炎のごとく(1961年)』を鑑賞しました。この映画を鑑賞する上で、まず驚いたのが、トリュフォー監督がかつて、ここ鎌倉の川喜多邸を訪れていたという事実です。現在、川喜多邸別邸ではその足跡を辿る展示が開催されており、なんだか縁を感じずにはいられません。 さらに嬉しいことに、9月にはこの映画が川喜多映画記念館で上映される予定とのこと。この機会に、ぜひ多くの方に観ていただきたいと強く思っています。 この映画でひときわ輝きを放つのが、主演のジャンヌ・モロー演じるカトリーヌです。奔放で個性的な彼女の存在感は、まさに強烈。不器用なほ…