1. 端午の節句が近づくと思い出すもの 2. あくまきとの出会い──子ども時代の思い出 3. あくまき作り──竹の皮を取りに行く子どもの役目 4. あくまきの作り方と灰汁(あく)の意味 5. あくまきの食べ方いろいろ──きな粉と砂糖、醤油派も 6. あくまきは保存食だった──西南戦争とあくまき 7. 今はもう、送られてこないけれど 8. あくまきが教えてくれる、ふるさとの温もり もうすぐ端午の節句。 この時期になると、ふと懐かしく思い出すのが鹿児島の郷土菓子「あくまき」です。 子どもの頃はあまり好きではなかったはずなのに、大人になった今では、あの独特の食感と素朴な味わいが、かけがえのない思い出…