議会制民主主義という神話イギリス近代史の真実君塚直降筑摩書房 筑摩選書2025年12月15日 初版 第1刷発行 日本経済新聞 2026年2月14日朝刊の書評で紹介されていた本。記事には、”欧州連合(EU)離脱を巡る騒動が玉にキズとはいえ、議会制民主主義の母国に英国を挙げる人は多いだろう。英国政治外交史家の著者によると、それは実態に必ずしも合致していない。英議会とは「自由主義のための空間であり、民主主義を推進するための機関ではなかった」。本書にあるとおり、近代欧州における自由主義とは様々な利害の調整を通じて人々の市民的自由を守ることを意味した。多様な信条を持つ市民の代表者=エリートが議論を戦わせ…