画像出典:ことわざ・格言・故事一覧 恩師と呼べる人は何人かいる。 今ではその総ての人が他界なされている。今になって、もう少し踏み込んだ付き合いをすれば良かったと思うことが多々ある。が、わたしのいつの時代においても、一人っきりである事を好んだ。 時たまの深い付き合いは喜べても、頻繁は煩わしかった。その気持ちは今も変わらない。熟考すればわたし意思が常に他者によって、揺らぐことを恐れていたのかも知れない。 恩師にとってはわたしは、恐らく可愛げのない奴であったかもしれない。 所謂「管鮑(かんぽう)の交わり」という考え方が出来なかった。恩師は立場に於いて地位においても常に恩師であったからである。 管鮑の…