粉塵が酸素のある場所で着火すると、爆発的に延焼する現象
家庭で使われる小麦粉や天かすも注意が必要である
皆さんこんにちは。高校生になりました里得木（りえき）です。春休みに実施した小麦粉と粉砂糖の粉塵爆発について、紹介していこうと思います。粉塵爆発を説明する前に4秒程度の動画をご覧ください。（音読さんにより音声を流しています。） 声：音読さん 爆発というわりには穏やかな燃焼と思ったのではないでしょうか？実際の音も、「ボォッ」と、一瞬で燃焼した、程度でした。粉塵爆発というのは、燃えるものが空中に散ることで、酸素と触れる面積が増え、急激に燃焼する現象のことです。 必要なものを以下にまとめました。 燃やすもの① 小麦粉、粉砂糖など装置用のもの② 透明ビニール袋（40リットル前後が扱いやすい）×実験回数③…
1953年11月9日――地下深くで起きた惨劇 1953年11月9日午後2時30分ごろ、日本最大規模の炭鉱である三井三池炭鉱（福岡県大牟田市・熊本県荒尾市）で、戦後最大級の炭鉱事故が発生しました。坑内の粉じん（炭じん）が何らかの原因で爆発し、一瞬にして地獄のような惨状が広がったのです。 「ドンッという爆音とともに、体が吹き飛ばされるような衝撃が走った。」 爆発は地下の坑道を駆け抜け、瞬時に火炎が巻き上がりました。地下の作業員たちは逃げる間もなく、高温の炎と有毒ガスに包まれました。坑内の気温は一気に上昇し、多くの作業員が逃げ場を失いました。 犠牲者と生存者の証言 この爆発により、坑内にいた作業員1…
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