野崎幸助さん(右)と元妻の須藤早貴被告=平成29年12月(ジャーナリストの吉田隆氏撮影) 「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)=に対する殺人罪などで起訴された元妻の須藤早貴被告(28)について、事件前に別の男性=当時(61)=から現金をだまし取ったとする詐欺罪の第2回公判が17日、和歌山地裁で開かれ、被害男性の証人尋問が行われた。男性は「美容師になる夢を応援してあげたかった」と金を振り込んだ理由を説明。被告との出会いから、計約2980万円もの大金を支払うようになった経緯を明かした。 「純粋な女性」 「美容師になりたい。学費のためにキャバクラで働いて…