福田復彦 一般的に日本の製造業などでは、大学卒の技術者が設計部門に属し、製造現場でも大学卒の現場技術者が設計部門が作成した設計図や技術資料などに従って現場実務の職長や班長などを指導し、その下で一般作業者が生産に従事する組織になっています。 会社にもよりますが、ある程度定期的に設計者と現場技術者がその席を交代します。現場を知らなければ良い設計ができない、また現場の経験を設計に反映させるための経営思想によるものです。ですから大卒の技術者も現場に入るのを厭わず、むしろ当然と考えています。 しかし、メキシコ(そのたカトリックの影響下にある、もしくはあった国々)の場合は、大学卒技術者は製造現場で働くこと…