福田復彦 昨日のブログで、「頭の中で原理や法則などの純粋理論を応用してモノつくりの方法を研究するengineering が仕事となる」と書きました。ここで言う純粋理論とは、プラトンのイデアつまり理想論と考えてよいでしょう。この理論を組み立てる時に実際に発生するかも知れない諸々のトラブルも困難な事柄などは先読みする必要がないのです。 このような状況下でモノつくりの方法を考えると、当然ながら作り方の見通しが楽観的になり、理想的に「私の考えた通りにやれば問題なく作れる」と大言壮語的な傾向となることはやむを得ません。さらに明日の生活は神が与えてくれる、自然環境が生活を保障してくれるなどの考えが日常生活…