結城 無二三(ゆうき むにぞう 1845年-1912年は、京都見廻組・新選組隊士。日本の牧師・伝道師。他に砲術家、農業家。
自信に満ち、強い野心と優しさも持ち、精神的な強さも持っていた。
政治的には時代と共に信念に生きた人物。
講武所剣術師範代今井信郎は、「実際、結城さんは不思議の人だった。竹刀を持たせて立ち会ってみるとカラ駄目だが、 いざ真剣となると私たちよりもずっと勝れた腕前を見せる。 それで私も一時は剣術なんて馬鹿馬鹿しいものだ、苦労してやるものではないと思ったくらいだ」とその腕前を認めている。
勝海舟やチャールズ・イビー、徳川家達等、交流の幅が多い。
波乱万丈の生き方である。
「無二三」とは「俺ほどの豪傑は天下に二人も三人も居ない」という意味。
『旧幕新撰組の結城無二三』(結城禮一郎・著、中央公論社) ISBN:4122003210