ソフトウェアのテストでは、ソフトウェアの動作の適切性を、実行パスの実行の結果が妥当であるかによって判断しています。 著者のブログ「ソフトウェアのバグ摘出モデルとバグの収束性、テストの網羅性について 」で記述しているように、 稼働後にバグを出さないためにはテストでの実行パスの網羅性が非常に重要になります。網羅性を表す尺度として網羅率がありますが、実行パスの数がソフトウェアにどのくらい存在するかはソフトウェアの構造が複雑であるため把握することが困難な場合があり、網羅率を実際に計算することは難しい場合があります。このような実行パスを分析するために実行パスの表現方法として数式表現(正規表現)について考…