いまから30年程前、古本屋で買った野村さんの著作『背番号なき現役』を読んで以来、ずっと網野へ行きたいと思っていた。 中学から高校にかけて野村さんの著作を、古本屋で買っては読むことを繰り返していた。 野球部で捕手をやっていたことが、野村さんに興味を持つきっかけだった。 当時僕は野村さんを真似してバットエンドを一握り短く持ってみたり、バッターに対してボヤいてみたりしていた。 高校入学後、野村さんの書いた『背番号なき現役』と言う本を、読んだ。 この本は、和田秀樹『偏差値50から早慶を突破する方法』、高坂正堯『国際政治—恐怖と希望—』、司馬遼太郎『街道をゆく』と並ぶ、「人生を変えた本」「座右の書」とな…