当山の護摩祈祷は、祈願者様が護摩の炎の側までお進みいただいてご祈願できるようにしております。 護摩の炎は、とても祓い清める力が強く、遠くから拝むだけでは勿体無いと思います。 日本の古来からの考えでは、火というものは単なる物質ではなく、神性を帯びた霊体であると考えます。殊に密教の護摩では、その炎は火の神の火天であり、火天は大日如来の光明であると考えます。 つまり、炎そのものが御神体であり、パワーのこもった霊体なのです。 そして、祈願に応じたり、お寺の仏様に応じて、炎に本尊を降臨していただきます。 その降臨させることについて、大日経を師匠よりご講義賜っている時に知りました。確かチベットのブッダグヒ…