La belle noiseuse
世捨て人同然の生活を送っている画家フレンホーフェルは、かつてモデルだった妻リズと共に、プロヴァンスにある古城で静かに暮らしていた。ある日、一人の画家が恋人である若いモデルのマリアンヌを連れて来た事から、フレンホーフェルの創作心に火が付く。マリアンヌをモデルとして、長い間未完成となっていた画「美しき諍い女」の製作を再開するのだ。だがこの事により、人間関係に微妙な緊張感をはらんでくる。
ジャック・リヴェットが4時間という時間を使って、芸術と創作に関する考察を行った作品。フレンホーフェルの創作の様子は、実際の画家ベルナール・デュフールが画を描く手許の映像を、延々と映す事で表現している。
1993年には別テイクを使ったテレビ版『美しき諍い女/デヴェルメント』が製作された。