著者はチェスの世界チャンピオンからから武術、太極拳の選手に転身し、これまた世界チャンピオンになるというすごい人です。 本自体が分厚いうえに小さい字でびっしり書いてあるので、とてつもないボリュームになっていて、読み終えるのにかなり時間を要しました。 子どもの時に公園のたまり場でチェスを覚て頭角を現し、その後世界的なコーチに教えられて若くしてチャンピオンまで上り詰めます。そしてスターになり、ちやほやされて勝てなくなる。若くして名声を手にしたアスリートやスターなどが堕ちていくこのような姿はよく見ます。勝つことよりも勝ち続けることがいかに難しいかということが分かります。 その後著者は技術よりも禅などに…