史上最大の飛行生物として有名な「ケツァルコアトルス」は、男子のロマンを掻き立てる点においてティラノサウルスに匹敵する魅力がある。 あれほど巨大な生物が空を飛ぶという勇姿は、間違いなく恐竜時代のハイライトの一つである。 ところかそのケツァルコアトルスは、実は「少しばかりは飛べたが、しかしたいていは地上で暮らしていた」とする新説が発表された。 (⇒ 朝日新聞 2022年5月16日記事:ケツァルコアトルスは飛ぶのが苦手? 史上最大の翼竜に新説発表) しかしこれは、必ずしも新説とは言えない。 なぜなら「(大型の)翼竜は、実は飛べなかった」のではないかという説は、ずっと昔から言われ続けてきたからである。…