桃野雑派 「老虎残夢」以前桃野さんの 「星くずの殺人」が面白かったので他の作品を読んでみました。こちらは第67回江戸川乱歩賞となった作品です。 主人公は武術の達人を師とする女性。あるとき師が奥義を授ける相手として3人の達人を館に呼んだ。3人のいずれかに奥義を授けることとなったのだが、弟子である自分には授ける気が無い師に彼女は不満を感じていた。明日と奥義の話をすると言っていた翌朝に、師が湖の上にある館の中で死んでいるのを発見する。湖を渡るための船が館側にあったことから、館は密室状態となっていた。師の仇を討つべき犯人を見つけ出すために事件の真相を探る、というお話 SF系のミステリーとなります。SF…