こんにちはマイル先生です. 今回は化学放射線同時併用療法について説明します. その名の通り,化学療法(抗がん剤)と放射線治療を同時におこなう治療で,主に非小細胞肺癌の3期(=stageⅢA~B)の患者さんに対して一般的におこなわれる治療です. stageⅢでは,手術以外に,ほかの治療とどちらが適切か総合的に判断し,治療方針が決定されます.手術不能と判断された場合の標準治療として選択されるのが化学放射線同時併用療法です. その他,”同時”併用が困難な場合に一方を先行し,他方を後からおこなう逐次併用という治療方法,また状況によって放射線単独,化学療法単独でおこなう場合もあります. 今回は標準治療で…