【上巻】飲み過ぎた夜、目覚めた梶(かじ)の上で、同期で普段はクールな神谷(かみや)がシャツを羽織っただけの姿で腰を振っていた。しかも、どういうつもりか尋ねると「セフレと切れて溜まってただけだ」とうそぶく。その日から、梶の中に神谷への好奇心と執着が生まれて!? 【下巻】神谷の気まぐれから始まった、梶との関係。けれど、思いがけない執着と誠実さを見せ、まるで恋人のように振る舞う梶に、真剣につきあう気のない神谷は戸惑う。梶の優しさは心地よくも、疎ましくもあった。ひとりで生きてきた分、簡単には変われない神谷と、素直に愛情を伝える梶、ふたりの関係の結末は? 同じ会社で同期でライバル(?)の神谷さんと梶さん…