図書館のテーブルで新聞を見ながら何かを必死に書いている男性。ペンを小まめに使い分けているようで、数秒おきにカラカラとペンの転がる音がします。 男性は急に「つまんないな」と大きな声で独り言。振り向いてみると、声に出すつもりはなかったようで、恥ずかしくなったのか席を立ち、本を探しに行かれました。 定年退職をしているであろう彼の、つまらない日常を嘆いた発言から、学生時代を思い出す。なにか起こることを期待しつつも、普通に過ぎていくあの頃。しかし楽しいことも山ほどあった。もしかしたら彼も同じかもしれません。そこで彼に自分の将来の可能性を考えてみる。つまらない、といいつつ面白いことに囲まれているという想像…