栗村アイリを用いて「アイデンティティの確立」と「友人との比較による劣等意識」を題材として描く話。 ブルーアーカイブのテーマとして「青春」を掲げているし高校倫理「青年期の思想」で扱われる分野。 栗村アイリは自分が個性の無い平凡な人間であるとして密かにコンプレックスを抱えていた。 (むしろ彼女はスイーツマニアのチョコミントヲタクであるという強烈な個性の持ち主なのだが) それ故、アイリは自己の存在証明に駆られてしまい、仲間達にバンドやろうぜ!と持ち掛ける。 メンバーは乗り気ではなかったがアイリは優勝賞品の激レアスイーツを餌に焚き付けやる気にさせる。 だが言い出しっぺのアイリが一番上達が遅く劣等感を抱…
バッタモンダー氏は「自分は自分でいいんだ」と肯定できたので、ましろんから祝福して貰えた!という話。 テレビ版エヴァの最終回かよ!と思った人たちは挙手。1995年から続く中学2年生の永遠のテーマだな。 前回のまし紋編で意味の無い人生を大義による価値づけに求めた脚本家の成田良美さん(今回の脚本は井上美緒さん)。 だが大きな物語の終焉を迎えた現代において大義といったものは相対化され無意味な価値づけと化した。 そんな現代において大切なものは自己肯定感と自尊感情。自分は自分でいいんだと認めることが肝要。 こうして自分の価値を自分で決めることの重要性を唱えたましろんは絵本コンテストで大賞を貰えた。 令和に…