学祭バンド物語。少女たちが楽器練習・理論勉強・協同訓練・糖分補給を行い入選を目指す話。 イベスト「-ive aLIVE!」において栗村アイリは自分を変える為に仲間達と学祭バンドを組んだ。 そこではアイリのアイデンティティ拡散と精神的成長、仲間達との絆が描かれた。 では具体的に舞台裏ではどのような練習を行っていたのか。それをテーマにしたのが本作である。 JK仲良し4人組が時に衝突、時にワチャワチャしながら青春する日常の1ページが綴られていく。 個人的な見所としては宇沢レイサであり、彼女がスイーツ部に受け容れられているシーンに涙した。 JK仲良し4人組+1の学祭バンドの青春の日々が綴られていく物語…
栗村アイリを用いて「アイデンティティの確立」と「友人との比較による劣等意識」を題材として描く話。 ブルーアーカイブのテーマとして「青春」を掲げているし高校倫理「青年期の思想」で扱われる分野。 栗村アイリは自分が個性の無い平凡な人間であるとして密かにコンプレックスを抱えていた。 (むしろ彼女はスイーツマニアのチョコミントヲタクであるという強烈な個性の持ち主なのだが) それ故、アイリは自己の存在証明に駆られてしまい、仲間達にバンドやろうぜ!と持ち掛ける。 メンバーは乗り気ではなかったがアイリは優勝賞品の激レアスイーツを餌に焚き付けやる気にさせる。 だが言い出しっぺのアイリが一番上達が遅く劣等感を抱…
日常哲学・思索系カノジョ。友人には出来ない迂遠な思考を先生に聞いてもらい救われる少女。 柚鳥ナツは日常哲学に関し様々な思索を巡らすことを好んでいたが周囲に理解されないことは理解していた。 そのため先生がナツの理解者となり日常哲学や他愛もない思索に付き合ってくれることに喜びを感じていく。 手作りクッキーを振る舞うために感情の表象を話したり、二律背反な想いをアフォガードに込めたりする。 メモロビは駄菓子探索であり、廃墟に忘れ去られたかつて昔の駄菓子群を見つけ歴史とロマンを感じる。 ラストは特に用は無いが呼び出して一緒に過ごしてくれる存在の大切さが語られる。 柚鳥ナツのキャラクター表現とフラグ生成過…
自分の性格を消極的だと思い悩む少女が、得意分野(スイーツ)では積極的だよと肯定される話。 栗村アイリは甘い物が大好きで最近はチョコミントにハマっている系の女の子。 多忙な先生に差し入れをしたり、呼び出して喫茶店デートしたり、お悩み相談したりする。 その悩みとは消極的な性格であり自分の考えをきちんと言えないことに引け目を感じていた。 アイリ√の先生は誠実な人物として描かれアイリの悩みに対して真摯に応えることとなる。 アイリは自分を消極的だと言うが得意分野(スイーツ)では十分積極的になれているよというのだ。 先生に励まされたアイリは次第に自己肯定感を育ていった。きっとこれが積極性に繋がるのだろう。…