私には、嫌いな人(A)がいた。 Aは、ことあるごとに私を傷つけてきた。 私は、そんなAのことを「許さない」と 思っていた。 そんなある日、私は、Aに傷つけられた、 ある場面を具体的に思い出すことにした。 それは、こんな感じだ。 ある日、私は、とある話し合いに遅れていった ことがあったのだが、その部屋に入るやいなや、 Aが私に聞こえるように隣のBにこんなことを 言ったのだ。 「な、言っただろう?」 当時の私には、それが何のことかは、わから なかったが、今考えると、何か、当てつけの ように聞こえたのだった。 そして、年月が経ち、それが私を傷つけるための 仕返しだったということに気づいてからは、思い…