【宜蘭振拓株式會社 花蓮港稲住工場(現、花蓮文化創意産業園区)】 1913年、「宜蘭振拓株式會社」が当時の花蓮港廳(県庁に該当します)より1520坪の土地を借り受け、「花蓮港稲住工場」を設立しました。当時は,「紅酒」、「米酒」などを製造していました。 しかし、1944年,第二次大戰末期,連合国による台湾本土への空爆が始まり、花蓮駐屯の日本軍は、この工場の屋根の上に高射砲を設置し、アメリカ軍の艦載機、爆撃機向けて攻撃をしていましたが、敵機のはるか下の方で爆発している様な状態で、一発も命中しなかったそうです。逆に、敵機から見れば攻撃目標を誤ることなく爆撃でき、結局、全体の三分之二が破壊されました。…