中1の夏頃、私は同じクラスのU原とよく話すようになっていた U原は体が小さく私よりだいぶ背が低かった。痩せていてどちらかといえば目立たない存在だった。私も目立つ存在ではなかったので、その点はそれほどかわらない。だが勉強もスポーツも平均点には及ばない子でもあった だが、大変な物知りだった 例えば、マンガ雑誌の付録のシールを私がカバンに貼ろうとしたとき U原「あ、待って。シールの角を丸く切ると剥がれにくいよ」 …とか、当時流行っていたスーパーカーの話をしていたときには U原「でもスーパーカーって燃費悪いよ」私「ネンピってなに?」U原「1リットルのガソリンで何キロ車が走れるかの事だよ、日本車だと10…