「はみだしっ子」を読んでいて、ここに登場する少年たちの辛さは、どこにも自分の居場所がないということだろうなと思います。 でも、ストーリーが進んでいくと、それぞれに自分の居心地のいい場所、そして、いてもいい場所を見つけていく様子も描かれていきます。 私たちも、もしも、家庭に、学校に、職場に、地域社会に、どこにも自分の居場所がなかったら、たとえ、衣食が足りていても、生きていくことはとても辛いことだと思います。 例えば、学校では、クラスがあり、自分の席があります。居心地が良い悪いは、別として、自分の居場所であり、いてもいい場所だと思います。 また、職場も担当する部署があります。デスクワークではないと…