日本学の教科書 作者:伴野文亮,茂木謙之介 文学通信 Amazon 「日本学」というのにちょっと興味をそそられて手に取ってみたのですが、そもそも「日本学」というのは幕末ちょい前くらいからヨーロッパを中心に、日本がちょっとしたブームだったらしく、そこで興味をそそられた人々のうちアカデミックな素養のある人たちが研究対象として見始めたことがキッカケなんだそうで、日本にも訪れたシーボルトが黎明期の研究に多大な貢献をしたようです。 その後、開国~明治維新を経て、日本からの情報も多くなっていったのですが、日本美術の危機を救ったフェノロサや、最晩年にはとうとう日本人になられたドナルド・キーンさんなど多くの優…