【反董卓連合と内部抗争】結束できなかった群雄たちの思惑 1. 反董卓連合の結成(190年) 背景 董卓(とうたく)は、189年に少帝を廃し、献帝を擁立するとともに、暴政を敷き始めました。彼は洛陽を占拠し、政敵を粛清しながら独裁体制を築きます。この専横に対抗するため、各地の群雄が挙兵し、「反董卓連合」を結成しました。 主要な参加勢力 反董卓連合は、各地の軍閥や豪族によって構成されていました。主な武将は以下の通りです。 袁紹(えんしょう):連合軍の盟主。名門出身だが実質的な統率力に欠けた。 曹操(そうそう):積極的に董卓討伐を主張し、機動力を活かして戦場を駆け回った。 孫堅(そんけん):勇猛な武将…