曹操(字は孟徳/沛国[言焦]県/155-220.1/太祖武皇帝)
中国三国時代の英雄。
いわゆる魏武。文才でも史上名高い。後漢時代に七夕(しちせき。たなばたとも)の優れた詩文がある。
魏の実質上の創始者。許子将に「治世の能臣、乱世の奸雄」と評された。
後継者は息子の曹丕となった。
官渡の戦いでは、袁紹軍と雌雄を決すべく軍を展開するが、圧倒的な物量差で勝負はあったと思われた。しかし、曹操は烏巣の兵糧庫焼き討ちを成功させると、形勢逆転させて袁家滅亡に追い込んだ。
演義では、呂布から奪った赤兎馬を、当時曹操軍の客将だった関羽に与えたとされている。
また曹操の祖父である曹騰は漢王朝時代高祖劉邦を支えた宰相曹参の直系の末裔であるが、曹操はこれに該当しない。また曹騰に可愛がられていたため、彼の崩御以降曹操は曹参の末裔だと皮肉ったことがある。
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