1965年愛知県生まれ。ノンフィクションライター。 著書に『この世からきれいに消えたい。―美しき少年の理由なき自殺』(朝日文庫 宮台真司との共著)『17歳の殺人者』(朝日文庫)などがある。 TBSラジオで放送されていた「アクセス」の火曜日パーソナリティを努めていた。
藤井誠二のブログ ノンフィクションライター的生活 http://ameblo.jp/fujii-seiji/
「なんの罪もない被害者などこの世に存在しない」の続きです。 被害者家族と加害者家族のどちらをより救うべきかといえば、それは被害者家族になるでしょう。 「『少年A』被害者遺族の慟哭」(藤井誠二著、小学館新書)と「加害者家族」(鈴木伸元著、幻冬舎新書)と「息子が人を殺しました」(阿部恭子著、幻冬舎新書)を読むと、その思いが強くなります。 この三つの本を読んですぐに気づく大きな違いは、「『少年A』被害者遺族の慟哭」はどのような犯罪であるかを書いているのに、「加害者家族」と「息子が人を殺しました」はどのような犯罪であるかをほとんど書いていないことです。おそらく、犯罪内容を伝えると「加害者家族が責められ…
藤井 先ほどの話にも出てきたんですが、「学びの共同体」ということを提唱しているのは教育学者の佐藤学さんです。これまで話し合われてきた共同体主義者の旗頭のような人だと思いますが、リベラリズムを論じていく上では、彼の主張は無視できないと思います。というのは、佐藤学さんの主張を支持している人たちというのは、教育界では多数派を形成しているからです。宮台 藤井さんは、佐藤学さんのどこにひっかかるわけですか。藤井 佐藤学さんには、基本的に学校への盲信があると思うんです。信頼に足る学校というのが前提としてあって、それに帰属するのが子どもの幸せであるという、確固とした信念をもっています。その中で、子どもも先生…
死刑のある国ニッポン作者:森 達也,藤井 誠二発売日: 2009/08/04メディア: 単行本(ソフトカバー) 初版(2009年8月15日発行)の勝手な正誤表 50ページうしろから4行目 「どうアクショッンをとるのか」→「どうアクションをとるのか」 122ページうしろから5行目 「直接的なコミニケーション」→「直接的なコミュニケーション」 135ページ7行目 「をなどと「市民」は」→「などと「市民」は」 204ページうしろから4行目 「シュミレーション」→「シミュレーション」 勝手に正誤表を作る意図について なぜ誤字をまとめるのか(https://ima.hatenablog.jp/entry…