こんにちは、兎田よもぎです🐰カフェの記録が続きますが、今回もまた、とても静かな場所で見つけた、すこしふしぎなカフェのお話を。 道に迷ったわけではなかったのですが、気づいたら、あの通りに出ていました。風の音も、足音も、どこか遠くの出来事のように感じられて、あたりには、砂のような光がちらちらと舞っていた場所でした。 そのままのんびり歩いていると、木のあいだから現れたのが、そのカフェでした。 看板には何も書かれていません。ドアのすぐそばには小さな砂時計が吊るされていて、するすると細い時間を落としているのが見えました。 中に入ると、空気がすっと変わりました。大きな窓のそばのテーブル席には、誰かが置いて…