表紙は雪のなかを歩いているギンコ。今回も不思議なお話が続きます。 「潮わく谷」では怪我をしたギンコが助けられ、その家の亭主が蟲の乳潮の影響をうけている流れとなります。終わり方が気になりますが一応ハッピーエンド? 「隠り江」では体が弱いゆらと母親代わりのスミの絆が美しいお話。体が弱い影響が蟲のせいかと思ったら違いました。 「日照る雨」では蟲の影響で雨女となってしまったテルのお話。テルがいる所には雨が降り続き、長雨で流行り病まで起こしてしまい罪悪感に苦しむことになります。蟲とうまく共存できるようになっている所がしんみりしました。 「泥の草」はイボで困っている村人をギンコが助けるも人の恨みには手も足…