1歳半健診で発語のない場合は、以下の状態を念頭に置きながら経過をフォローしていきます。 (太田さやか:表出性言語発達遅滞.小児内科 Vol. 46 No.11,2014-11) 今回は、表出性言語発達遅滞についてお話ししていきます。表出性言語発達遅滞とは、 具体的には,運動発達の遅れがなく,周囲の言っていることがわかり指示に従って動け,状況を把握し年齢相応の振舞ができるが,発語がない,もしくは著しく乏しい状態 を言います。 多くは改善を示し青年後期までにほぼ正常な言語能力を獲得します. 就学前に言語発達遅滞を認めた子どもを対象に行われたアンケートによれば、11例中10例 (90.9%) が就学…