はしご酒(Aくんのアトリエ) その七百と四十 「ハニートラップ ダッタ?」 「不倫に現(ウツツ)を抜かしておいて、バレた途端に『ハニートラップだった』などと宣えるその神経のサイコパス感。も、また、実に政治家っぽいよな」、とAくん。 神経のサイコパス感? は、さすがに、ちょっと、私には難解。でも、なんとなく、あのコトなんだろうな、ぐらいのことは、わかる。 「私も、『実に政治家っぽい』とは思いますが、その場合の政治家は、政治家は政治家でも旧態依然とした古いタイプの政治家ですよね」 「古いタイプ、ね~。ん~、たしかにそうかもしれねえな」 「いくらなんでも、不倫相手との関係を『ハニートラップだった』な…