私にはマイクというアメリカ人の友人がいます。以前、「ペンシルベニア大学」というタイトルでブログに綴りましたが、1992年に同大学のワークショップで大工技術を実演した時に、ノミを借りた学生です。その後、家具職人になって「水組」の技法を用いた木箱を送ってきてくれたところまでは書きました。その彼から「このたび妻と日本を旅行するので是非お会いしたい」との連絡があり、神戸で出迎えることにしました。マイクもすっかり貫禄のある落ち着いた風貌になっていました。奥さんのクリスもとても素敵な方でした。 神戸では、まずは以前から興味があったという「竹中大工道具館」を案内しました。写真に写っているのは、今回、通訳をか…