と の外積は として計算される。この大きさを調べてみると、実は と がなす角を として が外積の絶対値になるのである。これはつまり、外積の絶対値が下の図で着色された平行四辺形の面積に等しいということを意味している。当然、 や が大きければ、この面積も大きくなる。この面積の大きさを運動の様子を表す指標に利用できないだろうか?例えば、図で の左端に座標の原点を置けば、 は矢印の先端を表す位置ベクトル になる。 をそこにある質点の運動量ベクトル として考えたら、 は となる。今回はこれの性質について考えていこう。 運動方程式から考えていく。質量 の質点が の力を受けているとすると、運動方程式はとなる…