久しぶりのマネー本です。 とはいえ、講談社現代新書の一冊なので、読み応えのある本でした。 私、学生の頃から講談社現代新書のファンでして、岩波新書よりもとっつきやすくておもしろい内容が多かった印象があります。 というのもカバーがクリーム色だった頃の話で、白になってからは流行を追ったような本も出ていましたけど。 この本は、証券会社の未来予想のような話ではあるのですが、現在の証券会社の状況が分かるという点で、とてもよい本でした。 1 手数料収入が柱です 証券会社の収入の柱は、手数料収入でした。 なんだ、今の銀行と変わらないじゃないか。 と思ったのですが、証券会社は昔から売買手数料を収益の柱としてきた…