869年(貞観11年)7月13日に日本の三陸沖で発生した大地震。貞観三陸地震とも呼ばれている。マグニチュードは8.3〜8.6と推測され、震源域は岩手県沖〜福島県沖、更に茨城県沖の広範囲における連動型超巨大地震の可能性がある。死者約1,000人。
2011年に発生した東北地方太平洋沖地震と、同様の規模の地震であった可能性が指摘されている。
2011年の東北大震災・津波・原発事故が起きる2年前、2009年に大津波に対する警告が出されていました。津波の専門家が、2009年、原発の耐震安全性を検討する経済産業省の審議会の席上、東北地方に大津波をもたらした869年の「貞観地震」(じょうがんじしん)(マグニチュード8.4と推定)に触れ、同規模以上の津波再来の可能性について指摘していたのです。指摘したのは、産業技術総合研究所の岡村行信活断層研究センター長(地質学)。岡村さんは、史料に津波被害の記録が残る貞観地震について研究。福島第1、第2原発の敷地付近を含め、内陸部に津波で運ばれた砂が堆積していることや、450~800年周期で津波が起きたこ…
マグニチュード(M)9.0の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)から10年がたつ。今年も「3・11」には、新聞もテレビも「あの巨大地震を忘れてはならない」と特集記事や特番を組む。あの悲劇を思い出したくないと思う人もいるだろうが、やはり、これは続けなければならない。人間は忘れる生き物なのだ。 それは、10年前の地震に匹敵する超巨大地震だったとみられる貞観じょうがん11年(869年)5月26日夜に発生した貞観地震の伝承でもうかがい知ることができる。コラム本文では、貞観地震の教訓を歌枕にした和歌に注目し、地震の記憶が人々からいつごろ、どのように消えていったかを紹介した。 読売新聞オンラインのコラム本…