『貧乏ってのはするもんじゃねえ。「たしなむ」もんです。 古今亭志ん生』 貧乏は、いつの時代でも共感性が高い言葉なのかも知れません。 でも、「うちは貧乏だから」を鵜呑みにすると、たちまち、その現実とのギャップに違和感を覚えることでしょうね。 世の中には「本当に貧乏な人」、「そこそこ貧乏な人」、「お金持ちだけど貧乏を装っている人」 「普通を装う貧乏な人」、「本当に普通な人」、「お金持ちを装う貧乏な人」 掻き出したらキリが無いほど、「貧乏」は、現実と理想のギャップがある言葉ではないでしょうか? 私は、海軍燃料省の遺物のバラックで育ちましたから、貧乏のかけらを味わいました。同級生に医者の息子が居て、「…