政府は万民のための教育を諦め、人材確保に舵を切った。 優秀な人間を育てれば、他は自然に引き上げられるという。 親が学校から手を引き、学校は家庭から手を引く、 そして子の将来を決める要素が、家庭のあり方のみになる、という話。(写真:フォトAC) 【不本意な部活で活躍するか、やりたい部活で球拾いか】 部活動の地域移行というのも、結局は課外活動が親元に返って来ることです。そしてそろそろその形が見えてきました。 もう20年以上も前から取り組んできた懸案ですが、例えば今、20部活(男女バスケ、男女バレーなど)もある学校で、そのすべてを地域の人々にやってもらうなど、とうていできることではありません。 文科…