昔の教師だって暇だったわけではない。 しかし気持ちに余裕があった。 指導のためにたっぷり時間は使っていても、 子どもたちのためにもう一肌脱ごうと思うことができた。という話。(写真:フォトAC) 【誰が私たちを引き離したのか】 ほとんどの教師の一番の願いは児童生徒の健やかな成長であり、大部分の保護者の関心は我が子が健康で健やかに育つことだと思っています。その意味で教師と保護者の利害は完全に一致しているのに、なぜこうもうまくいかなくなったのか――。 教師は“もう部活の面倒は見切れん”と言い、保護者は“これ以上、学校にこき使われるのは敵わない”と言う、こうした乖離は、いつから、どんなふうに起き始めた…