休日の部活動指導を地元クラブなどに委託する「地域移行」が全国の公立中学校で進められている。本県でも県教委が改革ガイドラインを作成し、各市町村教委が取り組んでいる。鶴岡市では本年度、すべての中学校で実践がスタート、順調な移行ぶりが目を引く。一方で課題も見えてきた。「移行」自体を目的にするのではなく、生徒の成長を第一に考え、丁寧に推進していくことが肝要だ。 地域移行は、持続可能で多様なスポーツ文化環境を整備し、生徒の体験機会を確保する改革。運動部活動の地域移行に関する検討会議は2022年、休日の部活動について25年度末までに地域移行を達成するよう提言、スポーツ庁と文化庁は23年度から25年度までの…