子どもたちが希望の高校を「部活動」で選ぶようになったのはいつの頃からだろう。 高校は、義務教育ではない。 知識を得、学問をするための場である。 部活動は、そのついでだったはず。 私立高校には部活動優先の歴史がある。 学校の知名度を上げ、生徒募集の効果を期待できる学校側の思惑と 将来アスリートして生きていく可能性は限りなく低いが スポーツ特待や部活動による私立大学への推薦入学などを期待した 子どもと親の利害関係が一致したものだろう。 それは、お好きにどうぞというほかない。 ところが今や、公立高校もまるで私立高校並みに部活動を重視し 子どもも親もまんまとそれに乗せられているように見える。 別に部活…